今さらですが、SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art の子ネタ!!

レンズ

今さらの感はありますが、SIGMA 35mm F1.2 DG DN|Art の商品レビューをしたいと思います。

このレンズが発売したのは、2019年7月ですが、私が購入したのはその1年後の2020年11月になります。実はそれまでは、35mmレンズはSony Sonnar T*FE35mm F2.8 ZAを持っていましたが、あくまでもお気軽なストリートスナップ撮影用のレンズとして使っていました。

でも、ポートレートで作品撮りするには、もう少し明るいレンズが欲しいと思うようになってきて、思い切って買い替えました。その結果は・・・、大満足でしたヽ(^o^)丿

細かいレビューは抜きにして、ざっくりと特徴、独断と偏見のお気に入りの部分、最後に小ネタを紹介したいと思います。

SIGMA 35mm F1.2 DG DN|Art

まずは仕様

まずは仕様のおさらいです。マウントは ソニー E マウントになります。

SIGMAのARTシリーズと言えば、画質は間違いないですが、この年代の物は、大きく重くフィルターサイズもデカいという3重苦で特に重いのは持ち出すのがホントに嫌になります。

レンズ構成枚数12群17枚
絞り羽根枚数11枚(円形絞り)
開放F値F1.2
最小絞りF16
最短撮影距離30cm
フィルターサイズφ82mm
最大径×長さφ87.8mm × 138.2mm
質量1,080g
希望小売価格209,000円(税込)

個人的に好きな点

画質は当然間違いありませんが、このレンズはスイッチ類にも凄く満足しています。

Sony純正のGやGMレンズのほとんどに絞りリングが付いていますが、サードパーティレンズにも付いているというのは、同じ操作が出来るので、凄く便利です。特に絞りはカメラ本体のダイヤルよりもレンズの絞りリングの方が直感的に操作できるため、好んで使っています。

絞りリング部分を拡大

次にAF/MF切り替えスイッチです。逆光や暗い場所、AFが上手く効かないシーンは多々あるので、これも個人的には必須のスイッチです。

それから、無くてはならないのが、AFLボタンです。どの機能を持たせるかはカメラ側で設定する必要がありますが、デフォルトにはフォーカスホールドボタンが設定されています。

もちろん、他の機能に割り当てる事は可能ですが、私もフォーカスホールドが左手で操作できるこのボタンをそのまま使用しています。

作例

それでは、実際の作例を見てください。3枚とも絞りは開放F1.2で撮影しています。

SS:1/6400 ISO:50 F1.2 モデル:みさとさん

一般的に広角レンズはボケにくいと言われますが、F1.2ともなるとモデルさんの全身を構図に入れても、背景が良い感じでボケてくれます。

SS:1/1250 ISO:100 F1.2 モデル:みさとさん

次にストリートスナップです。日陰のため光は弱いですが、モデルさんのピントはシャープで、背景は自然にボケてくれるので、立体感のある写真を撮る事ができます。

SS:1/60 ISO:100 F1.2 モデル;みさとさん

最後は滝の裏側からノンストロボの撮影です。水面に反射したわずかな光でモデルさんの顔が明るくなっているのを見て、少しシルエット気味に撮影したものですが、こんな難しい撮影でも、髪の毛やまつげを非常にシャープに写すことができます。

小ネタ

スイッチ類や作例を見ていただいた通り、重さとサイズ以外はめちゃくちゃ良いレンズですが、気になるウィークポイントはあります。

一番の悩みはレンズフードがキツくて、フードの取り付け取り外しに力がいることです。形状にも問題があるのかも知れませんが、使い込んでいくうちにフードを取り付ける溝の部分にプラスチックの粉のような削りカスが溜まります。かといって、掃除したからと言って、軽くなるわけではありません

そこで、小ネタなんですが、このフードを取り付ける部分とフードの内側の溝にコレを塗ります。

ARMOR ALL マルチクリーナー

車が趣味の方はご存じの方も多いと思いますが、車の内装などどこでも使える保護&艶出しで有名な ARMOR ALLです。

こんなケミカルをカメラに使うのは、抵抗がある方も多いと思うんですが、実はかなり使えます。油のようにいつまでも残って、レンズに油分を付ける事もありません!!

実際にARMOR ALLの液を塗るのは、Amazonでストロボを購入した時にオマケで付いてくる布を使いました。溝に液を塗るので、正直、綿棒の方が塗りやすいとは思いますが、綿棒だと液を付けすぎてしまう場合が多い為、私は液をいったん布に付けて、液を付けすぎないように気を付けています。

【Amazon.co.jp限定】 レック 激落ちくん マイクロファイバー クロス 20枚入 (20×30cm) ベージュ&ホワイト

もっとも、オマケのクロスを持っていない方は、市販のマイクロファイバークロスで全く問題ありません。

写真だとわかりにくいと思いますが、実際にフード側とレンズ側に塗るとこんな感じです。

ARMOR ALL は、艶出し以外にもクリーナーの成分も入っているため、布はこんなに汚れてしまいます笑

ARMOR ALL を塗った結果ですが、余りにもスムーズで、正直びっくりすると思います!! 笑

もちろん、このレンズにはフードのロックボタンもあるので、ロックもきっちりされますし、ロック解除もスムーズです。

私が以前使用していた、85mmのARTレンズも同じような悩みがあったので、SIGMAの共通の悩みかも知れませんので、他のレンズも試してはいかがでしょうか? ちなみに、このスムーズさも数ヵ月は持続するのでご安心ください。

まとめ

小ネタで脱線してしまいましたが、クソ重い(敬意を込めて)以外は、凄く良いレンズなので、ぜひ購入を検討されてはいかがでしょうか。

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