前回は ~テスト編~ という事で、R200 をアンブレラに装着して光の広がり方やムラについてテストしましたが、今回は実際にポートレート撮影で使って見たレビューをしていきたいと思います。
まずは、昼間の撮影
最初に昼間のまだ明るい時間にヒマワリ畑で撮影しました。当初はR200をアンブレラに装着して撮影していたんですが、この日は風が強くてスタンドが何度も倒れたため、直ぐにアンブレラを取り外しました(^^;
キャッチライトが入っているのがわかるように、少し寄りで撮影しました。R200とモデルの間の距離は1m前後ですが、キャッチライトは小さく、またリング状になっているのは確認できません。
写真はLightroomで現像していますが、モデルまで1mの距離なのに、アクセサリ無しでも光がそれほど固く無いことがわかると思います。
少し引いて全身を撮ってみました。この時のストロボとモデルの距離は3m前後です。
このくらいの距離だと、全身に光が広がっているのがわかると思います。良くありがちなのは、顔の部分だけ光が強くて、足の部分は暗くなることです。でも、R200はそういった事も無く、全身に良く光が回っていると思います。
昼間の撮影の最後は青空をバックにした、The日中シンクロの写真です。現像で、背景を暗く、モデルを明るくしていますが、現像でもしっかり肌色がしっかり出るくらいの光量はモデルに届いています。
この写真も前と同様に足だけ暗いなんてこともありません。
夕陽の撮影
夕陽の撮影では太陽をバックにするため、200WのAD200 Proと言えども光量不足になるため、モデルの反対側からはGodox V1s + ディフューザを加えます。
この写真はiPhone11で撮影した物ですが、写真のようにストロボを発光しない状態だと、モデルはほぼシルエットだけになるくらいの明るさです。
もちろん、12mmの超広角レンズで撮るにはストロボの位置をモデルから3m以上は離す必要があり、ストロボ2台をフル発光させても光量不足となるため、現像でかなり被写体を明るくする必要があります。
でも、R200のお陰で、明るさのムラは少ないため、現像は比較的楽でした。
まとめ
今回の撮影は、ライトスタンドを使用できる環境だったため、オフカメラで撮影しましたが、アンブレラなどのアクセサリーを付けなくても十分光が柔らかい事がわかりました。
何より、AD200 Proの光量を確保しながら、ムラの少ない光で、しかもオンカメラにも対応できるというのは、他のストロボでは実現できない唯一無二の存在と言えると思います。
今後、このR200に専用のビューティーディッシュがオプションで発売されるそうですが、さらに柔らかい光で撮影可能だそうなので、購入後はまたレビューしたいと思います。