Godoxのストロボは今までほぼ100%ワイヤレスで使っていました。今まで送信機は、Xproを使っていましたが、正直、気にいらない点も多くありましたが、他に選択肢は無かったです涙
今回、X3(Sony機なので正確にはX3s)が発売されたという事で、早速購入してみましたのでレビューしたいと思います。
非常にコンパクトなサイズ
まずは、サイズです。XProを横に並べてみると、とてもコンパクトなことがわかります。縦・横・高さ全てがXproよりも小さいです。また、重量もXProの80gに対して48gと軽量なことも嬉しいポイントですね。
実際にカメラのボディに装着した写真が下です。XProのサイズ感は別に気にならないよと言う方も多いとは思いますが、ボディにLブラケットを装着して、外部モニターを取り付けた時、干渉していたので、とても助かります。
シンプルな外観
本体を一周見渡すと、USB TYPE-Cのインターフェース、ボタンが3つ、ホットシューを取り外すためのボタンだけです。
タッチパネルで操作が出来るとは言え、XProと比べてかなりボタンが少ないため、本当に大丈夫か！？と、少し不安でした。
また、Sonyの送信機(XPro-s)の場合、ホットシュー部分が樹脂だった事もあり、実は今まで何度も壊して修理した事があります。
一説によると、カメラの本体を守るためにわざと壊れやすい樹脂にしているという事らしいんですが、それにしても壊れやすかったので、金属製に変わって強度もUPしていそうで嬉しいです。
ボタンについて
一番上がダイヤル式＋押しボタンです。ダイヤルを回すことで画面をスクロールしたり、パワーを変更することができます。ダイヤルを押すことは設定OKを意味します。
真ん中のボタンはキャンセルを意味します。設定画面を１つ戻ったり、トップメニューであれば設定メニューが表示されます。長押しは電源のON/OFFです。
一番下のボタンは、テスト発光です。これだけボタンが省略されたのに、この目的だけに残っているのはメーカーさんも良くわかっていますね。
液晶画面について
画面の大きさはXProの方が軍配が上がりますが、非常に明るくて綺麗で見やすい画面になり、XProがまるで昭和の電卓とするとX3はスマホの画面のようです。何よりタッチパネルで操作ができるので、マニュアルを見なくても、ほとんどの操作が直感的にできます。
気になるグループ設定ですが、画面には最大で３つのグループが表示されるので、普通の用途なら問題ないと思います。私の場合、4つのグループを使う事も良くあるので、出来れば一画面で表示できるグループ数も設定で変更できれば最高なんですが。
もちろん、スクロールすれば表示できるので、３つ以上のグループ(A-F、0-9)は問題なく使用可能です。
ファンクション（設定）メニューもわかりやすくなりました。アコスタのようなコスプレイベントに行くと、同じチャンネルを使う方がいる場合があるので、IDも変えたいところなんですが、XProはIDの設定はファンクションメニューにあるので、ちょっと使いづらいです。
とは言え、CHとIDを同じ画面で操作できるのは、わかりやすいと感じるのは私だけではないと思います。
操作感について
これはタッチパネルで設定できるX3の圧勝です。タッチパネルの反応も良く、全くストレスがありません。ただし、トップ画面で明るさを変える時、指が邪魔して液晶の画面が見づらいです。しかし、ダイヤルを使った方が細かい設定がしやすかったり、そもそもグループごとの拡大画面で操作すれば、指が邪魔になることはありません。
操作全体に言えることですが本当に使いやすいです。XProで一番嫌いだったダイヤルの操作（グリグリした感触で細かい操作ができない）が、タッチパネルで超快適になりました。
但し、唯一残念なポイントがHigh Speedシンクロの設定です。XProではボタンを1プッシュで切り替えできたのに、X3は設定メニューに隠れているため、4回ほどタッチ操作が必要になってしまいます。
とは言え、私の場合、夜撮以外はほぼHigh Speedシンクロで撮影しているので、それほど気にはなりません。逆に、うっかり、ボタンを押し間違えてHigh SpeedシンクロがOFFになって、露出オーバーになることがあったので、逆に好都合かもしれません。
まとめ
小さい、軽い、画面が見やすい、操作がしやすいといった魅力が満載で、ケチのつけようが無い送信機だと思います。
これ以外にもバッテリー内蔵のため、充電さえしておけば予備の単三電池を持ち歩くかなくて済みます。また、ストロボの対応が必要ですが、明るさが1/512に設定可能であったり、モデリングランプの明るさを変更できたり、グループを一時的にOFFにできるなど、本当に使いやすく、今年一番のお気に入り商品です。
最後になりますが、私はカメラのボディも2台ありますので、直ぐに2台目をお迎えしてしまいました笑
