屋外でポートレート撮影する時、欠かせないのがライトスタンドですよね。
特に移動しながら撮影する場合、軽くて丈夫な方が良い物がベストですが、有名メーカーでしかもカーボン製だと結構良いお値段がします。
カメラやレンズにはソコソコお金をかけますが、私はケチなのでライティング機材はできるだけコスパの良い物を買っています。
今回、私がポートレート撮影を初めてメインで使用している FOSOTOのコンパクトライトスタンドを新旧比較しながらレビューをしたいと思います。
スペック
手前が旧モデル、奥が新モデルになります。Amazon の商品ページには型式や品番などの情報がないので、購入する際は、写真を良く見て間違えないようにする必要があります。
モデル | 材質 | 重量 | 長さ (収納時) | 高さ (最低) | 高さ (最大) | 段数 | 最大耐荷重 |
旧 | アルミ合金 | 595g | – | 49cm | 191.5cm | 4段 | 3kg |
新 | アルミ | 660g | 49cm | – | 189cm | 4段 | 3~5kg |
スペックを比較すると新モデルの方が若干重くなり、その分だけ最大耐荷重が5kgとなっていますが、実際に使ってみた感じでは確かに実感する事ができます。
旧モデルのレビュー
この旧モデルはのメリットですが、何といっても軽量でコンパクトな所です。
かつ、脚の部分をいっぱいに開くとフラットに近くなるので、バックストロボで使うには写真に脚が写りにくいといったメリットもあります。
デメリットは、脚の部分がプレート上のため、横に力を掛けると簡単に曲がってしまいます。
逆に簡単に手で曲げる事ができるので、戻すことは可能です。完全には戻せませんが・・・笑
もう1つのデメリットは脚を開く部分のロックが甘いという事です。
軽い物を乗せる際には特に問題はありませんが、最大耐荷重の3kgを超えたりすると、ロックが緩んできて脚よりも中心の方が低くなってしまうため、スタンドの安定性が非常に悪くなります。
ちなみに先端は16mmオスダボタイプ(1/4ネジ付)です。3年ほど比較的ヘビーな環境で使用していますが、この部分が壊れたりした事は一度もなく、かなりタフだと思います。
新モデルのレビュー
とは言え、最大耐過重3kgだと正直物足りない事が多々あるため、評判が良い新モデルを購入する事にしました。
写真を見ると直ぐにわかると思いますが、脚の部分がプレートからパイプに変わっています。また、脚を支えるプレート部分も一枚から脚の両側の二枚に増えており、ねじれに強くなっています。
特に脚をロックする部分が回して締めるタイプからT字型に変更されており、よりしっかりと締める事が可能です。
センターパイプを伸ばしてロックする部分も改良されており、旧モデルよりも、スムーズにロックできます。ちなみに先端部分は変わらずにオスダボタイプです。
まとめ
ここまで見ると、あえて旧モデルを買う理由は無いと思いますが、Amazon の販売価格を見ると旧モデルの方が少し安くなっています。
新モデルと比較して旧モデルのデメリットは多いですが、よりコンパクトで軽いので、ソフトボックスやアンブレラを使わずにストロボしか乗せない場合は、旧モデルでも十分かも知れません。
ちなみに、私は新モデルを2本購入したので、旧モデルはバックストロボ専用で使っています 笑