Godox R200 のアクセサリーに専用のビューティーディッシュ(RFT-25S)がありますが、R200を買った方は気になりますよね。自分もそうでした 笑。
今回は、そのRFT-25Sの商品レビューをしたいと思います。
製品仕様
項目 | 直径 | 材質 | 重量 |
Godox R200 | 185mm | – | 0.8kg ※発光部にカメラブラケットを含める |
Godox RFT-25S | 360mm | アルミ | 0.4kg |
直径は約2倍です。横に並べて見ると、大きさの違いが良くわかると思いますが、発光面積としては見た感じだと4倍ほどでしょうか。
本当にこんなものを取り付けて手持ちで持てるの?と思われるかも知れませんが、RFT-25Sはアルミ製で軽量です。R200に装着しても、許容できるくらい軽さですし、普段から70-200mm F2.8といっ重いレンズを使用しているような方だと、逆に軽く感じるのでは無いでしょうか。
装着方法
RFT-25S本体の裏側にはR200を固定できる爪が3箇所あり、その内、2箇所の爪は金属でさらにR200をひっかける部分はゴムになっています。また、中心部分のR200が触れる部分もゴムになっているため、R200が傷ついたりガタつくという心配はいりません。
このあたりの作りは、さすが Godox という気がします。
もう1か所は、金属のノブボルトになっており、コレを締める事でR200を固定できます。但し、R200を固定するには一度このノブボルトを外す必要があるため、ロケ撮などで脱着する際は、ノブボルトの落下や紛失に気を付ける必要があります。出来れば、このあたりの作りは、ワンタッチでロック&ロック解除できるような構造だったら良いですね。
それでは、装着!!
購入した時、ネジが少し緩かったので、増し締めする必要はありましたが、増し締めしてR200を装着すると、ガタツキは全くなく撮影途中で外れたり落下する心配はないと思います。
前面から見ると、R200の発光部分がビューティーディッシュとツライチになり、発光面積の増加も加わり、さらに光が柔らかくなる事が期待できます。
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 を装着してみました。
多少、回しづらくなりますが、レンズの前部分にあるズームリングも問題無く回せます。また、広角側の28mmでもディッシュ部分によってケラレが発生する事はありませんでした。もっとも、他のレンズでは試していないため、広角を多用する方は、事前に確認した方が良いかも知れません。
発光テスト
発光部分の面積や形状でどれだけ違いが出るのか、3パターンで比較テストを行いました。以下、テスト時のパラメーターです。
項目 | 内容 |
レンズ | TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 |
焦点距離 | 28mm |
絞り | F5.6 |
シャッタースピード | 1/200秒 |
感度 | ISO100 |
被写体までの距離 | 80cm |
本来、ストロボの光量は同じに揃えたかったんですが、スピードライトヘッドの一番明るい部分はR200と比べて2段ほど明るいため、3枚目のスピードライトヘッドだけ光量を1/128、1,2枚目は1/32としています。
予想通り、RFT-25Sが一番光のムラが少なく、かつ周辺も明るくなっています。正直、R200単体も悪くなく、その差は小さいと言えると思います。
逆のR200の優秀さを再確認する事ができた事と、スピードライトヘッドにアクセサリ無しではとても使えないという事がわかりました。
実際の撮影
今回、テストを兼ねて、優花ちゃんを撮影させていただきました。カメラ&レンズの情報は以下の表の通りです。
項目 | 内容 |
カメラ | Sony α9 |
レンズ | Sony Planar T* FE 50mm F1.4 ZA |
絞り | F1.4 |
シャッタースピード | 1/60秒 |
感度 | ISO200 |
日没後の20分くらいで、まだ少し空に明るさが残っている時間帯ですが、ストロボ感もそれほど無く十分柔らかい光で撮れました。また、キャッチライトも綺麗に入っており、これくらい、しっかり撮れるのであれば、ソフトボックスやアンブレラは必要ないと感じました。
今回、優花ちゃんを撮影させて貰ったのは、人も少なく広い場所だったため、ライトスタンドを使用しましたが、R200 + RFT-25S の組み合わせは、人混みや三脚禁止の場所で手持ちで、かつ、柔らかい光で撮れるので、他のカメラマンさんと比べても、かなりアドバンテージがあるように思います。
まとめ
R200単体でも十分光も柔らかく全く問題ないとは思います。RFT-25Sは多少ですが、機材が重くなり、また嵩張るのは事実ですが、綺麗に撮影するのが難しいイルミネーション撮影で、他のカメラマンさんよりもアドバンテージがあるのは間違いありません。