発売前から噂になっていた、ソニーの「VLOGCAM ZV-E10」(以下、ZV-E10)が2021年9月17日に発売されました。
Sonyのフルサイズミラーレスカメラを使っていて、普段をポートレートメインに撮影している私がこんなカメラを買う必要はありませんが、つい魔が差して買ってしまいました。
とは言え、買ってしまったものは仕方ないので、youtuberの方など動画メインの方とは違った、ポートレートカメラマン目線で紹介記事を書きたいと思います。
同時購入したもの
フルサイズ用のEマウントレンズは何本も持っていたんですけど、ZV-E10のコンパクトなボディに合うものは持っていなかったので、標準ズームレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」が付属するパワーズームレンズキットを購入しました。
正直、暗いレンズですし、他の方のレビューを見ると画質は余り期待できない気がしていたんですけど、値段の安さとコンパクトさ、何より初めての電動ズームです。
そして、これはまた定番のシューティンググリップ「GP-VPT2BT」です。希望小売価格13,816円(税込)と、正直お高い価格設定だとは思いますが、可愛いモデルさんがこれを持って自撮りしているのを想像すると、買わないと言う選択肢はありませんでした。
ポートレートカメラマンとしての考察
センサーサイズについて
ZV-E10 の特徴の一つがセンサーサイズがAPS-Cという点です。
実はポートレート撮影を始めたばかりの頃、カメラはマイクロフォーサーズ機でした。手になじんだ好きなカメラでしたが、明るい単焦点レンズを使ってもボケが小さく、またセンサーサイズが小さいゆえに暗いシーンの撮影ではノイズが酷かったのを覚えています。
結局、それが嫌でSonyのフルサイズ機に移行した経緯があるため、センサーサイズの小さなカメラにはどうしても劣等感を感じてしまいましたが、あれから何年も経っているので、イメージセンサーの進歩に期待したいところです。
というよりも、ポートレート撮影の風景やモデルさんの自撮り動画の撮影用に買ったものなので、この価格とコンパクトさはセンサーサイズが小さいというデメリット以上のメリットがあると思います。
フルサイズレンズとのバランス
いきなり、少し意地悪なレンズを取り付けてみました。Sonyの定番のポートレートレンズと言えば、まずは85mmのGMを思い浮かぶ方も多いと思いますが、フルサイズ換算で127.5mm となり、APS-Cでも背景はしっかりボケてくれます。
このカメラのために、わざわざこのレンズを買う方はいないとは思いますが、APS-CにはAPS-C専用のレンズを使いたいです。
次回は、カメラ購入後に追加で購入したアクセサリーについて紹介したいと思います。